⭐️濫 読 ✴︎感 響🌙 ミステリー・文学〜料理本の案内&書評

ベストセラーとはならない、知る人ぞ知る良品の本・CD案内

皆川博子『壁・旅芝居殺人事件』1984(昭和59)年9月刊 書評と内容

皆川博子『壁・旅芝居殺人事件』1984年刊 90歳にしてなお、驚異的な創作活動を続けている孤高の幻想伝奇小説の巨匠、皆川博子さんが、50代で発表した昭和レトロな妖しい絵巻の如きミステリー作品。昭和60年の第38回日本推理作家協会賞を受賞しています。 も…

歌野晶午『世界の終わり、あるいは始まり』 2002年(平成14年)2月刊 書評と内容

歌野晶午『世界の終わり、あるいは始まり』2002年刊 『葉桜の季節に君を思うということ』(2003年)の驚天動地の結末で、多くの読者をウナらせ、感嘆させた千葉県出身の歌野晶午(1961-)さんの大ブレイク直前の長編です。 『葉桜』読後に読んだ方が多いためか、…